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ほぼ日のTOBICHIで電鍋イベント開催。

『ぜーんぶ電鍋!』発売を記念して、ほぼ日のTOBICHI東京でPOP UPイベントを開催していただけることになりました。

山田英季『ぜーんぶ電鍋!』出版記念イベント「ハオチー! 電鍋。クーアイ! 台湾。」と題して、7月1日(金)〜7月18日(月)まで、書籍はもちろん大同電鍋も販売予定です。この機会に電鍋の購入を検討されていらっしゃる皆様。実物をじっくりご覧いただけますよ。

そしてそして、and recipeが台湾を好きな大きな理由。この方がいるから台湾に行きたくなると言っても過言ではない青木由香さんにも今回のイベント、ご一緒いただきます。6月6日に発売となった青木由香さんの新刊『暮らしの図鑑 台湾の日々』。台湾と日本のいいものを紹介する由香さんのお店『你好我好』の商品もTOBICHIに並びます。and recipeの事務所でも愛用している丈夫で給水率抜群な市場のふきん。熱くなった電鍋の内鍋をつかむのに便利なステンレスの鍋つかみ。どんぶり、スープはもちろん、調味料を混ぜるときにも便利なレンゲ。昔ながら雑貨店、五金行(ウージンハン)で売られているガラスのティーポットなど。台湾の空気を届ける商品を並べて皆様のお越しをお待ちしております。

台湾を旅する時には、これが不動のナンバー1だと思っている『最高的台湾』。由香さんコーディネートによるFRaUの台湾特集が1冊にまとめられ、2013年7月に発売されたこの本。たくさん付箋をつけた真っ赤な表紙の『最高的台湾』を手に、時には由香さんに直接この本に掲載されたお店を案内して頂いて。旅をすればするほど、台湾が好きになりました。

由香さんのセンスに溢れたチョイスの台北と台南のお店がたっぷり掲載された『最高的台湾』。これからも手放したくない1冊ですが、台湾に関する大事な本がまたひとつand recipeの本棚に加わりました。

今回出版された『暮らしの図鑑 台湾の日々』を読んでいると、なぜ私たちがこんなにも強く台湾に惹かれるのか、その理由をひとつひとつ解き明かしてもらっているような気持ちになります。台湾で長く生活をしている由香さんだからこその視点で見た台湾のあれこれを、由香さんならではの語り口で届けてくれます。そんな青木節の一部をご紹介。

PART1 台湾にまつわるモノ・コト・人のAtoZ〜その1

・古いもの、昔ながらのものを使い続ける

掃除は掃除機よりも箒とモップを好むこと。由香さんいわく「国花ならぬ国鍋」電鍋のこと。你好我好でも購入できる龍蝦盤(エビ皿)については「著作権の概念がない時代に小さな工場が好き勝手に作ったのでエビの顔がまちまち」なのだとか。

・元気なおばちゃん気質

由香さんのSNSにも度々登場するファッショニスタの雑貨屋さんのおばちゃんのこと。「ショッキングピンクがないおばちゃんは存在しない。」台湾を歩いていると、目から入ってくるカラフルな色に元気をもらうことが多々あります。

・麺から餅、パン、お菓子まで多彩な粉物

旅ができなくなってから、常に恋しい台湾の粉物について。

「日本人が米の香りと甘みを語るように、台湾人は、肉まんを食べて粉の香りと味を語る。」

・台湾のフルーツ

目にも口にもおいしい台湾のフルーツ。その季節に台湾を訪れても市場を彩る果物たち。

「食感と香りだけで青いグアバをパリパリ食べたり、果物に甘さを求めない時もある。」

・おもてなし大好きな「好客(ハオカァ)」

「好客」は「おもてなし好き」という意味だそう。なるほど「おきゃくさん好き」で好客なのですね。由香さんも「好客」だなぁと思う。台湾に行けば、忙しい合間を縫ってあちこち美味しいお店を案内してくれて、帰国する日にホテルのロビーまで駆けつけて、お土産を渡してくださったことも。由香さんにこういうおもてなしを受けているのは、私たちだけではないはず。

PART2 知っておくと楽しい台湾の基礎知識

この章では台湾の土地のこと、歴史のこと季節や気候のこと。台湾に住む人々のことが書かれています。コロナ対策についての記録にも由香さんならではの視点が。

「台湾では、エレベーターのボタンもみんなが触る感染源になり得ると、そのビルも管理者が定期的にアルコールを吹きかけるようになった。アルコールでスイッチが壊れないように、ラップや少し集めのビニールを貼り、その上から鍵などで押すから当然ビニールは破れる。『尖ったもので押さないで』という張り紙を貼られる。するとエレベーターのボタンを押す時にポケットから目薬を持ち歩くおばちゃんが出てきた。エレベーターのボタンを押す時にポケットから目薬を出し、キャップを外し、スイッチを押す。そしてキャップをはめ、ポッケに入れる。先は丸いし、蓋をすれば菌が他につくこともない。初見ではその人のオリジナルかと感心したが、その後、別の場所でも目にする。」「台湾がコロナ対策優等生になれたのは、柔軟な政府ばかり羨ましがらずに、なりふり構わず防疫する人たちがいたことも知って欲しい。」

PART3 台湾にまつわるモノ・コト・人のAtoZ〜その2

・Noレンゲ、Noライフ

台湾に旅に行くと必ず買ってしまうのがレンゲ。匙の丸い部分のカーブ、柄の部分の長さもまちまち。陶器、ステンレス、アルミ。鹹豆漿、スープ、豆花を食べるのもレンゲ。見たことのないカーブのレンゲを見つけるとつい買ってしまう。

「豆花もかき氷もスープも、なんならレシピの『大さじ一杯』もなんの迷いもなくレンゲ。屋台の使い捨ての匙も、断然レンゲ型。レンゲを使わない日はない。Noレンゲ、Noライフだ。」

・若さの秘訣は笑顔とおおらかさ

台湾を旅していると確かにお店の人も、公園で朝早く太極拳にいそしむ人々も若々しく見える。

「学校は勉強面はスパルタだが、小さなおもちゃを持ってても、お菓子を食べてても、授業をちゃんと受ければ細かいことは何も言わない、信頼されているというか、締め付けなく、悪さのし甲斐もない。みんなが好きにしているから目立てない。」

「口うるさくしないほうが、勝手に素直で健全に育つようだ。そして、ストレスもなく大らかで一生若くいられる。」

PART4 台湾的暮らし方実践編

「台所をなんでもステンレスにする」「人間の自然現象に抗わない」「自分のお祝いは自腹で主催する」「社会人も昼寝をしよう」そして、「生活に電鍋をとりいれる」など、日本で実践しやすい台湾の暮らしのアイディアがたっぷり紹介されています。

7月2日(土)の昼間には、青木由香さんとand recipeの山田がほぼ日さんのYouTubeでオンラインのイベントも開催予定。

TOBICHI、オンラインイベントともに楽しみにお待ちください!

山田英季『ぜーんぶ電鍋!』出版記念イベント「ハオチー! 電鍋。クーアイ! 台湾。」

期間 2022年7月1日(金)〜2022年7月18日(月)

場所 TOBICHI東京

東京都千代田区神田錦町3-18 ほぼ日神田ビル1F

営業時間 11:00〜19:00