ローリングストーンズの“ミック”は言った。
「自分たちが心から楽しんでいるからこそ、成功も手に入れることができた」と。
煮込み料理の“ニック”は言った。
「煮込んでいる間に他のことを楽しめば、すぐに“いただきます”の時間だ」と。
それはそうと「肉じゃが」が、イギリスからやってきたことはご存知でしょうか?薩摩藩士の東郷平八郎は、若いころイギリスのポーツマスに留学していた。そこで食べた「ビーフシチュー」を気にいった東郷は、軍の船上食として、それを作らせようと考えた。しかし、当時は「バター、デミグラスソース、赤ワイン」の入手が困難だったため、指令を受けた料理長は「醤油と砂糖」で代用し、今のような「肉じゃが」を作ったという。東郷もこれを気に入り、軍事食として「肉じゃが」が定着していった。
なんと「ミック・ジャガー」と「肉・じゃがー」は、同郷だったのでした。
「イングリッシュ・肉・じゃがー」Nick.Jagger-スペアリブとじゃがいもの煮込み-
4人分
80分
レベル2
材料
- スペアリブ …… 600g
- オリーブオイル …… 大さじ1
- 赤ワイン …… 100㎖
- 水 …… 350㎖
- ローリエ …… 1枚
- 玉ねぎ …… 1個
- にんじん …… 1本
- じゃがいも …… 4個(メークイン)
- トマト缶 …… 1缶(400g)
- 塩 …… 小さじ1
- 黒こしょう …… たっぷり
- 砂糖 …… 小さじ1/2

作り方
玉ねぎは、皮を剥いて6等分のくし切りする。にんじんは、皮を剥いて乱切りにする。じゃがいもは、皮と芽をとる。(大きければ、食べやすい大きさに切る)

フライパンにオリーブオイルを温め、スペアリブを入れて、焼き色をつける。

②を鍋に移し「赤ワイン、水、ローリエ」を加えて一煮立ちさせ、蓋をして弱火で20分煮る。

③に「玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、トマト缶」と<A>を加えて、蓋をして更に20分煮込む。

④のトマトを潰して、蓋をずらして重ね、蒸気を逃しながら15分煮込む。

できあがり。




